どうも、いちです。
前回の記事で時間軸について記事を書きました。
スキャルパー、デイトレーダー、スインガーの3つのスタイルによって「売り」のタイミングが違うのですが、今回は「買い」のタイミングについて参考になる記事を書きたいと思います。
さて、皆さんはどんなタイミングで買い注文を入れていますか?
ほとんどの方は「成行」か「指値」注文かと思いますが、「成行」っていつが優位性があるタイミングなんですかね?また、「指値」ならどの価格がそうなんですかね?
そんな質問の参考になるのが「テクニカル分析」です。
ただ、最初に言っておきますが、
テクニカル分析を極めても全てのトレードに当てはめられるわけではないです。
「テクニカル分析」と双璧をなす「ファンダメンタルズ分析」も同様に重要なので
どちらの分析も習得しつつ、状況に合わせて参考にする
最終的にはこれに落ち着くと思います。(ファンダだけとかの人もいるようですが…)
「ファンダメンタルズ分析」は分野の幅が広いので簡単には説明できませんが、「テクニカル分析」は視覚的にわかりやすく、再現性も高いのでこっちを説明したいと思います。(テクニカルも奥が深いですが…)
テクニカル分析ってなに?
皆さんが取引をする際に見ているのはほとんどの人が「ローソク足」かと思います。

見た感じローソクだからローソク足なんですかね?
ローソクの見方
色がついて部分が「始値」と「終値」の範囲で、飛び出ている棒の部分(ひげ)が「高値」と「安値」です。
「高値」と「安値」は価格の幅を表して、「始値」と「終値」は定められた時間内での始まった時の価格と終わった時の価格です。重要ですけど、まぁ最初のうちはそんな気にしなくてもいいです。後で覚えてください。

で、なにが参考になるわけ?
ローソク足は価格の軌跡を表しており、他のトレーダー達の思惑を読み取ることができる場合があります。具体的にどうやって読み解くか見てみましょう。
基本的は指標を使って分析します。分類的には「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類があるのですが、私は「トレンド系」の2つしか使っていません(理由は後で説明します)。
具体的なものとしては、下記の名称のものがあります。
トレンド系
- トレンドライン
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表 etc…
オシレーター系
- MACD
- RSI
- ストキャスティック etc…
一つひとつの説明はしません。色々なサイトに記載がされていると思うので、興味があれば自分で調べてみてください。
私はこれらのうち「トレンドライン」と「(単純)移動平均線」しか使っていませんが、それで十分だと思います。その理由としては、
「トレンドライン」と「移動平均線」が一番よく使われている(見られている)から
単純にこれだけです。
え?理由それだけ?
それだけですし、それが一番重要です。
そもそも価格って、買いたい人と売りたい人の需要と供給が一致した金額になるのが当たり前ですが、いくらが正しい金額かなんて誰も答えを知らないですよね?だから、チャートを見て買いが優勢なのか、売りが優勢なのかをみんな気にしているわけです。
人は何かの(特に自分にとって大事な)行動を起こす際に、当然ですが理屈や根拠を求めるわけで、トレンドラインと移動平均線はその対象としてよく使われています。なぜなら、理解しやすくて、見てわかりやすいからです。
難しい(複雑な)テクニカルを見れば他の投資家を出し抜けるかといえば、そうではないです。なぜなら難しいと言っても理解できる人はたくさんいますし、かと言って株価のランダム性を完全に見極めるには現代の技術力では不可能だからです。そんなうまい話はありません。
ですから、正攻法で挑みましょう。
トレンドライン
トレンドラインってなに?
トレンドラインも奥が深いのですが、簡単に説明すると
複数のローソク足の高値(もしくは安値)の近似直線
言葉にすると意味がわかりませんが、単純にこれのことです。

具体的にトレンドラインを引いてみる

単純に高値のポイントを結ぶ線を作るだけです。
①と②高値を結ぶとトレンドラインができているのがわかりますよね?このラインは超強力なトレンドラインとなっています。なぜなら反応点が多いからです。
これは①と②でラインができた後も、投資家たちがそのラインを高値の根拠として見ていた証拠です。なので、③〜⑤の間、約15年間高値がこのラインで押さえ込まれていたわけです。
ただ線を引くだけで、視覚的にわかりやすいのでプライスアクションの根拠にされやすいです。また、長期足(ローソク足の始値と終値が定まるまでの期間が長いもの)であればあるほど、またタッチの多いラインであるほど強力に効果を発揮します。
だからスインガーとかが有利なんですよね。ただ、デイトレーダーやスキャルパーは月足や週足だけではなく1時間足なども使う必要がりますので、自分のスタイルに合わせて足を考えた方が良さそうです。
その証拠に⑥では抵抗から支持に効果が変わっているのがわかります。一度ラインブレイクした後も前まで重要なレジスタンスとして機能していたラインなので、今度はサポートとして使われています。
ここに数学的な根拠は多分ありません。理屈や根拠が他にないから使っているものだと思います。でも、「みんなが見ているから」というのは強力な理由になります。なぜなら大多数に歯向かっても、自分が焼かれるだけだから。
まとめると
高値(安値)に沿って反応点が多くなるようにトレンドラインは引く
長期足の方が有利で、短期足になると効果が薄くなる。ただ自分の時間軸にあった足を選ぶこと
移動平均線
移動平均線ってなに?
単純移動平均線の他に指数平滑移動平均線、加重移動平均線など様々な移動平均線がありますが、単純移動平均線だけでいいと思います。あとは好みの問題かと。
単純移動平均線とは、
特定の期間(設定は自分で決める)での終値の平均のこと
以上。
名前の通り単純に平均を出しただけなのですが、単純ゆえにわかりやすく見られやすい指標になっています。ただ、設定によってはゴミにもなり得るので注意してください。
設定について
基本的には日足なら200日移動平均線が一番見られています(週足なら200週平均)。つまりローソク足200本分の設定が一番重要になっています。
あとは好みの問題な点もあるのですが、私は何となく100日と50日にしています。ここは市場によっても異なるので、いい設定があれば教えてください。
通常は短期と中期と長期の3つの移動平均線をチャートに載せて比べることが多く、よく短期と中期(または中期と長期など)の移動平均線がクロスする点をゴールデンクロス(下落方向ならデッドクロス)と言います。
ゴールデンクロスなら短期指標が上昇傾向を表しているため、今後は中長期の平均線も上昇する可能性が高くなるなどの使い方をしていますが、私はゴールデンクロスよりも移動平均線がサポートになるかレジスタンスになるかを見ています。
移動平均線のサポートとレジスタンス

紫線が200週単純移動平均線になるのですが、それぞれレジスタンスとサポートができているのがわかります。
トレンドラインのところでも説明しましたが、みんなが見ている指標のため、前まではレジスタンスだったものがサポートになったりと効果が反転するようになっているのがわかります。
例えば②ではサポートだったものが、次に移動平均線に触れた際はサポートされずに移動平均線をブレイクしています。その後に再度移動平均線にタッチした③ではレジスタンスになっていますよね。
このようにサポートとレジスタンスが逆転したあとは更にトレンドが進む可能性が大きいので要注意です。そのまま高値更新や安値更新することが多いです。
まとめると
単純移動平均線は200足分のものが一番重要視されている
ゴールデンクロスよりもサポートやレジスタンスになっているかを見た方がいいのでは?
以上です。
でも結局は…
自分の好みにあったインジケーターを使うのがいいと思います。
実際にこれらの指標を全く使わないで、他の指標1本に絞ってより良い成績を残している投資家もいるはずです。興味があれば色々と調べてみてください。
また、皆さんが使っている口座やシステムはわかりませんが、この2つであれば必ず初期搭載されているかと思いますので、心配しないでください。
それではまた
Are you still alive ?
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