どうも、いちです。
前回の記事で株を買うための証券会社について説明したので、
次は実際にどんな株があるのかってことを記事にしたいと思います。
株式を買ってみよう
セクターについて
無数にある企業に対して大まかに分類すると(人によっては多少増減するものの)10種程度に分けられる事が知られており、分けたもの一つひとつを「〇〇セクター」なんて言い方をしています。
具体的には、
- 一般消費財・サービス
- 生活必需品
- エネルギー
- 金融
- ヘルスケア
- 資本財
- 情報技術
- 電気通信サービス
- 公共事業
- 不動産
上記の10種があります。
これらは景気のサイクルや金融政策、技術革新などによって強気相場(上昇局面)だったり弱気相場(下降局面)だったりします。
セクター別の特徴
そのセクターがどうやってお金を稼いでいるかを考えると理解しやすいかと思います
一般消費財・サービス
自動車だったり服だったりの耐久品やレジャーなどの生きるために不可欠なもの以外の小売を扱っているセクター。amazonなんかはこのセクターに分類されています。幅が広過ぎてセクターとして説明するよりも個別株で説明した方がわかりやすいかもしれません。
生活必需品
文字通り生活するために必要な物資を扱うセクター。生活必需品は好況・不況に関係なく購入されるため一般的に不況時でも落ち込みが小さいです。P&Gやコカコーラなど。身の回りにあるものばかり扱っているので、企業が何をやっているかわかりやすい。
エネルギー
石油などのエネルギーを扱っているセクター。高配当投資マニアが大好きな分野で2020年現在では利回り5%とかがゴロゴロある。石油価格に大きく依存するため、株価の変動も石油価格次第なところもある。世界経済は成長していきエネルギー使用量も増大していく点と当分は石油に依存することになる点から莫大なお金が動くセクターでもある。この前、石油先物がマイナスになった事で多くの投資家を天国と地獄に送った人間の欲望が渦巻くセクター。エクソン・モービルやシェブロン、ロイヤル・ダッチ・シェルなどが有名。最近はESG投資による脱炭素エネルギー戦略による不安がある。
金融
銀行や保険業などがメインのセクター。銀行の収益源として利ザヤを稼ぐ必要があるため金融政策(低金利・ゼロ金利)によっては大きなダメージを受ける。2008年の爆心地。訳のわからない商品を作って、それが爆発するまでババ抜きをしていた。JPモルガンチェースやバンク・オブ・アメリカなどの銀行・投資銀行が有名
ヘルスケア
医療機器や製薬などの健康に関わるセクター。人の生命に関する事なので、日夜研究や技術革新の対象となっており、今後も成長が見込めるセクターの一つ。このセクターが成長しないということは、すなわち人類の医学・薬学が限界に達していることを示しているので、そんなことは当分ないでしょう。
資本財
鉄道や海運、重工業、防衛産業などの資本があっての企業が連なるセクター。一般的に景気の影響を受けやすいとされている。ただ、文字通り資本がないと参入できないセクターなので業界再編などで競争相手が減れば収益が改善する(ような気がする)
情報技術
みんな大好きインフォメーション・テクノロジーセクター。現在のS&P500の牽引役(25%くらいはITが占めている)。MicrosoftやAppleが有名でしばらくは市場をリードする形になるんじゃないかなと思います。
電気通信サービス
いわゆるコミュニケーションセクターのこと。GOOGL(Alphabet)やFacebookなんかはITセクターではなくこっちのセクターになる。他に高配当通信株としてAT&Tやベライゾンがある。
公共事業
電気やガス、水道などの公共事業をやっているセクター。安定したキャッシュフローからの配当などが魅力的だが、Amazonのような成長は見込めない。電気ではサザン、デューク、ネクステラがある。水道だとアメリカン・ウォーター・ワークスとかですね。米国は先進国で人口増加が期待されているので公共事業インフラなんかは魅力的ですが、電気だと原子力だったり老朽化したインフラの整備だったりと色々と考える余地はありそうです。
不動産
実際に不動産を扱っている企業を買うこともできますが、不動産信託投資(Real-Estate-Investment-Trust):REIT リートが有名ですね。利回りが高く、毎月分配金がもらえたりするが正直よくわかりません。アセットアロケーション的に幾分か保有した方がいいのかも…
セクターは理解したけど…
結局どのセクターがいいのさ?ってかここから更にどうやって個別株を選ぶの?
正直選ぶ基準なんて人それぞれです。これなら間違いないって指標はないんじゃないかな?
(あったら教えてください。フルインベストします)
ファンダメンタル分析、テクニカル分析、PER、EPS、FCF、etc… いろんな要素を組み合わせて最終的に自分で判断することになります。人に判断を任せると後悔しますよ。
とは言え、それじゃあ何も始まらないので個別株が決まらない人はセクターに丸ごと投資する方法があるのでそれを試してみてはいかがですか
セクター別ETF
単純に言うとセクター内の個別株をプロ(インデックス投資ファンド)に選んでもらって、それに投資する株式がセクター別ETFになります。
それって投資信託のこと?
投資信託よりも、自分で売買した方がいいって聞いたけど…
通常の投資信託はいつでも売買のタイミングを決められるわけではなく、不利な約定金額での売買になったりしてしまう事があるのですが、ETFは上場しているため常に価格が提示されておりほぼ自分の任意のタイミングで売買ができます。
だから銘柄はプロに選んでもらい、売買は自分で行う事ができます
と言っても、プロも掘り出し物を選ぶようなことはせず、ひたすらルールに沿って買い付けているだけですが…それが普通の人にはできないんですよね
ETFはいろんな会社が出しているので、自分でいくつか探してみると面白いと思いますが、私はバンガード社のETFをオススメしてます。
私のポートフォリオにあるVHT(ヘルスケアETF)やVOO(S&P500ETF)などの他にもVGT(情報技術ETF)などが今後の成長が見込めるセクターETFなのではないでしょうか
個別株の損切りで死んでしまわないようにETF投資に集中するのは、投資の世界では正解の一つとされています。実際にVOOにしか投資しない人もいるくらいです
まずは死なない事が最重要なので、その辺りも考慮してみてください
それではまた
Are you still alive ?
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