【超時短】米国株決算結果の確認【ほぼこれだけ】

初心者

ども、いちです。
お久しぶりです。

今回は米国株の決算確認について記事にしたいと思います。
SEC(米証券取引委員会)のページから10–Qや8–Kの内容を頭から尻尾まで確認するのが一番なのでしょうが、毎回毎回それをやるのも時間がないことが多いので、「最低限これだけは。。。」といった部分を紹介します。

DMM株

良い決算、悪い決算とは?

まずは決算書の見方を知る前に、どのような決算が良いものなのか(もしくは悪いのか)の基準を確認しましょう。

良い決算の基準

過去の記事(CrowdStrike紹介記事)でも紹介しましたが、「じっちゃま」こと広瀬 隆雄 氏のツイートに記載されている通り

①EPS(Non-GAAP EPS)がコンセンサス予想を上回る

②売上高がコンセンサス予想を上回る

③会社が出す来期のガイダンスがコンセンサス予想を上回る

①②③全てを満たす決算を「良い決算」と言い、それ以外は「悪い決算」

これが基準です。

かなりハードルが高いので、毎回これをクリアーする企業が「良い会社」なのです。

ちなみにEPSについては「GAAP基準」と「Non-GAAP基準」がありますが、「Non-GAAP基準」のEPSを確認します。GAAP基準とは米国の一般会計基準のことですが、全て企業を同一の会計基準で見比べてもそれは正しい比較とは言い得ません。そのためNon-GAAP基準で見比べる必要があると私は理解していますが、市場参加者が確認しているのがNon-GAAPであることの方がよほど大事な理由です。

とりあえず、これで「良い決算」の基準がわかりました。あとはコンセンサス予想と各期実績がわかれば判断できます。

アナリスト予想(コンセンサス)の確認方法

見るべき場所はただ一つ、「yahoo finance」これだけです。
ただし日本のサイトではなく、米国版のyahoo financeを確認します。

https://finance.yahoo.com/quote/%5EGSPC?p=^GSPC
(yahoo finance USA へのリンクです。S&P500 のページへ飛ぶようになっています。)

上部の場所にティッカーシンボルを入れます。今回はTTD(トレードデスク)を入れてみてみます。

「Analysis」をクリックすると下のようなページが出てきます。
これがコンセンサス予想を表示しているページになります。

Earnings がEPSを、Revenue が売上高を表しています。「Current Qtr.」の数字がTTDの今期のコンセンサス予想になります。ちなみに項目は上から順に、アナリストの数(予想を提出しているアナリストの人数)、平均値、最低値、最高値、1年前の数字、成長率(Revenue のみ)となっています。あくまで重要なのは平均値です。この数字が市場の予測値となります。

また、「Next Qtr.」の数字が来期の予想となっています。企業が出すガイダンスの数字とこの数字を見比べます。

この数字は常に変化しているため、適宜確認が必要です。
特に決算前はある程度の材料が出揃ってコンセンサス値も確定値になっているため、それと実績との比較をすることが必要です。

決算書の見るべき場所

決算書はいくつかの場所で確認出来ますが、一番簡単なのは企業のホームページではないでしょうか。SECファイリングでも確認出来ますが、ガイダンスは提出されていないので、結局企業の投資家ページを確認する必要があるため私は最初からプレスリリースを確認しています。

ここからは各企業ともにプレスリリースの確認方法は若干異なりますから、あくまで一例(TTD)の場合になります。ただ、プレスリリースの確認場所はどの企業もほとんど一緒なのでそこまで問題はないかと思います。

決算書を確認する前に。。。

ここから先はバリバリ英語で書かれたサイトを見ながら、自分が必要な情報を探し出す必要があります。もちろん英語がある程度できる方であれば何の問題もありませんが、そうでない方は次の方法をオススメします。

手っ取り早く、ブラウザの自動翻訳機能を使いましょう。
とりあえず、参考に載せておきます。

https://support.google.com/chrome/answer/173424?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
(私はGoogle chrome の自動翻訳機能を使っています)

正直に言えば、粗い翻訳であってもこちらの方が目的の情報を探しやすいと思います。
なのでサクッと翻訳してもらいましょう。

プレスリリースの確認方法

例として挙げている「TTD」のホームページを見てみましょう。

ほとんどの企業は上部のタブか最下部の場所に「Investor ○○」のように投資家ページがあります。もちろん日本語ページにはこのような投資家情報ページがないことがほとんどですので、本国ページやUSページ、英語ページに切り替えてから探してみてください。

リンク先へ行くと、決算直後であれば大体の企業を最新決算情報をトップページに記載してあるはずです。「finacial result」などのように記載されているページを開くと決算内容やガイダンスが記載されているページに行きます。

そうすると大体は下記のような表が出てくると思います。

これで売上高とEPSの実績がわかりましたので、先ほどyahoo finance で調べたコンセンサス予想と比べます。(今回は全く別のクォーターをそれぞれ抜粋したので、これらを比べる意味はありません)

次にガイダンスです。ガイダンスは「outlook」などと書かれている場所に記載されています。今回のTTDであれば、

見た通りですが、売上高は$287M〜$291M、EPSについては記述がなく代わりにEBITDAについて記載がれています。個人的にはこの場合はEBITDA予想がないため、売上高のみを「良い決算」の判断根拠としています。
(EBITDAからEPSを出す方法があれば教えてください。。。)

決算の確認方法がわかったらやること

これで最低限の決算確認方法はわかりました。この後にすべきことは、

ひたすら監視銘柄の決算内容を確認し続けることです。

決算内容を毎回確認し続けて、悪い決算が出たら売り払い、良い決算であればバイアンドホールドを続けることが長期的な利益につながると思っています。
(実際にMyPFの利益のほとんどは好決算銘柄によってもたらされています)

地味な作業なので、テスラやEV–SPACなどのモーメンタム銘柄でひと稼ぎの方がワクワクすると思いますが、私はモーメンタムの感度が弱いみたいなので決算メインのモーメンタムは遊び程度にしたいです。

今回は以上になります。
今年度もよろしくお願い致します。

Are you still alive ?

モトリーフール

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